イキイキコドモ

 

今期の活動テーマは

       〝
コドモ☆生き生き


   ――たくましく生きる子どもたち――
です。

 この言葉は、昔、テレビのCMで『ワンパクでもいい、たくましく育ってほしい』というフレーズがあり、大好きでした。以前に約二十年間保育園の園長をしていた間の私のテーマでもありました。

 この数年お檀家さんの家にご法事にお参りした時、その家の子どもさんの姿を見かけることが無くなりました。子どもさんの姿が見えない理由を聞いてみましたところ、「日頃与えることのない小遣いを与えて遊びに行かせた。」との言葉が帰って来ました。なんとも勿体無いことです。家のご法事は、ご先祖を敬う心仏様に手を合わせる心を培う最良の場であると考えます。と同時に、浄土宗の未来を支える『小さな檀信徒』を育てる絶好の機会を逃していたのです。ご法事の席に子ども達を取り戻すためにお寺のなすべき役割は何であろうか?と考えていたところでした。「児童教化」という言葉を聞くと、『私は幼稚園も保育園もやってないし、子ども会もやったことがない。』という言葉が返ってきます。何か特別な技術や能力を必要とするとお考えの方がいらっしゃるように思いますが、決してそんなことはありません。必要なのは「子どもたちと遊ぶ心」です。幼稚園児や小学生であった頃、歌やゲームで遊んだことを思い出しませんか?

 『目の前にいる子どもと何をして遊ぼうか?』

考えることはこの一事だけです。

 一気に子ども会等の開催に進むことは至難の業です、法事の席に子どもさんの姿があるようにすることから始めて、「和尚さん」と「子ども達」の距離を狭めていき、子ども達が「お寺」に遊びに来る環境を作りたいものだと思います。

 もちろん、私一人で出来る事など何もありません。同志皆様のチカラを結集してこそ事は成るものと存じます。世は変革の時と言われ、コロナウイルス蔓延禍の中、大変難しい時ではありますが、浄土宗開宗八五〇年の慶事を目前に控え、浄土宗の未来を支える『小さな檀信徒』を育てる、児童教化連盟事業に努めて参りたいと思います。皆様のお力添えを宜しくお願い申し上げます。

「方 針」
 近年、「子どもの貧困」という言葉をよく耳にします。子どもたちを取り巻く環境が、いかに荒寥・殺伐とした状況であるかを表す言葉ではないでしょうか。また、お檀家のご法事にお参りして、その家の子どもさんの姿を見なくなって久しいです。
 将来の浄土宗寺院を支える小さな檀信徒を育てることこそ、私たちに課せられた大きな役割であります。 
 浄土宗児童教化連盟は、宗祖法然上人のみ教えに基づいて、いのちのよろこび・いのちの大切さを伝えて、次代を担う仏の子・素直な子どもの育成こそが使命と考えます。
 本連盟の規約に則り、その目的達成の為、以下の事業を推進いたします。


理事長挨拶

 令和66年5月に理事総会が開催され、6年度の事業案が出てきました。コロナが5類に変わり事業も平常通り開催予定が出来ています。
 浄土宗開宗850年の記念法要等が各大本山で勤められ、当連盟でも今年度記念音楽をCD化して配布するように着々と進んでいます。この契機を一つの糧としてこどもたちのお寺離れを抑止して行きたいと考えて事業を行いたいと思っています。
 当会会員の皆様も、「おねんぶつから始まる幸せ」の意味をかみ砕き、未来の信徒を供に育てていきたいと思うところです。宜しくお願いします。

 

                                合掌
新着情報 令和6年11月26日

 ■第44回青少年奉納書道展ご案内

 
■浄土宗開宗850年慶讃事業

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